機内食後に歯を磨くためのトイレ待ち
1日、韓国観光ビザ申請が始まり、韓国大使館(東京都港区)には、ビザ申請のために長蛇の列ができた。
日本は、本日から入国人数を1万人から2万人へ引き上げ、10日からは観光入国を解禁させる予定だ。
この夏は、海外旅行がいよいよ現実味を帯びてきた。その前に知っておくと便利かもしれない情報をお伝えしたい。
それは韓国人の歯磨きの回数の多さだ。
歯磨きと旅行に何の関係があるのかと言えば、韓国旅行だけではなく、仁川国際空港を経由してタイやドイツなどへ渡航する人たちにも関係している。
韓国を経由するので、当然ながら搭乗者は韓国人が多くなる。韓国人が多いフライトでは、機内食を食べた後にトイレへ長蛇の列ができる。
多くの人は用を足すのが目的ではなく歯磨きだ。
歯磨きついでに用を足す人も多いのだろう通常のトイレよりも利用時間が長く、これが待ち時間をさらに長くする。
そのため、韓国人が多い国際便を利用する時には、機内食が配膳される前にトイレに行っておくと困らずに済む。
1日4回?どこでも歯を磨く韓国人
厚生労働省の歯科疾患実態調査(平成28年)によると、日本人の歯磨きの回数は、49.8%が1日2回、27.3%が1日3回以上。1日2回以上磨く人は77%となっている。
この統計を見ると、一番古い昭和44年(1969)は、62.8%が1日1回、15.1%が2回、3回以上は1.8%しかしない。1日2回以上磨く人は16.9%だった。
1日2回以上磨く人が半分を超えたのは、昭和62年(1987)となっている。
要するに、日本人の歯磨きの回数は年々増える傾向にある。これは韓国人も同じで、正確な統計は見つけられないが、マイナビニュースが、2017年に出した記事で日本在住の韓国人を調査した結果、1日4回と紹介されている。
確かに知り合いの韓国人に聞いても4回と答える人が多い。朝、昼、晩の食後と寝る前の1回(3時の間食後に磨く人も)を加えて4回だそうだ。
実際にソウルのファストフード店をなどで食事をすると、歯を磨くためにトイレ待ちをしている光景を目にする。トイレへ駆け込みたい時は、冷や汗をかいてしまいそうだ。
磨きすぎの弊害で急に歯磨き熱は冷めるかも
では、この韓国での歯磨きの習慣はいつからなのかを韓国人へ尋ねると、「昔から」と中国人と同じような回答しか出てこない。
そこで、韓国在住の日本人や90年代から2000年代にかけて住んでいた複数の人に聞いていくと、共通して猛烈に歯を磨き始めるようになったのは、2000年代に入ってからだそうだ。
どうやら、韓国人の特に若者世代を中心に猛烈に歯を磨き始めるようになったのは、2005年とかぐらいからで、比較的に最近の習慣であることがわかってきた。
熱しやすく冷めやすいと言われる韓国人気質なので、みんなで同じ方向を向いてドンドン過剰な方向へ走っているのではないだろうか。
歯磨きの適切な時間は、3分ほどと言われるが、韓国人の歯磨きは総じて長い気がする。男性であれば、力強くゴシゴシ磨いているような印象も受ける。
そのうち磨き過ぎなどオーバーブラッシングで歯や歯茎を傷つけたり、歯茎が下がる歯肉退縮などが社会問題となり、急に歯磨き熱が冷めていくのかもしれない。