23日丹東へバスで越境
23日、平壌駐在のインドネシアや欧州など外交官や家族らおよそ30人が平壌から陸路、中国・丹東へ越境したことが確認された。外交官らはバスで中国へ入国し、丹東で隔離を処置を受けるとみられる。
今月1日にはロシアの外交官や家族84人とインド人4人の88人が国際列車で羅津駅を経由してロシア・ハサンへ出国している。今月2度目の外交官らの集団出国となる。
中国のSNS微博(ウェイボー)では、個人アカウントと思われる北朝鮮ウォッチャーが今回の丹東への外交官らの陸路出国を短く伝えている。それに対して45件のコメントが確認できる。驚くべきことに今回はコメントへの返信も含めて1件も削除されていないのか45件すべて確認できる。ちょっとした異変を感じる。
書き込まれているコメントは、「外交官でも物資不足か?」「今、丹東は28日間隔離される」「混乱を避けるために国境は封鎖されていて一般人は近づけない」
このうち冒頭のコメントに対して複数のウェイボーへ北朝鮮について頻繁に投稿する仲間(?)が議論するように“リプ合戦”をして北朝鮮の物資不足を語っている。削除されないということは中国当局容認とも受け取れる。
NHKニュース(北朝鮮から外交官ら出国相次ぐ 往来制限で深刻な物不足背景か)では、インドネシアの関係者が出迎えたとあるが、28日間の隔離が免除されているかは定かではない。