死のワクチンとののしるアストラゼネカと同タイプ
死のワクチンとののしるアストラゼネカと同タイプ
中国・吉林省朝鮮族自治州延吉市は、7月3日時点で、新型コロナウイルスのワクチン接種を2回終えた人が21万8318人となり、延吉市の全人口の31.8%に達したと発表。
接種しているワクチンはシノバック製とシノファーム製の国産ワクチンで、加えて7月からは新たに承認された康希諾(カンシノ)製のワクチン接種も始まった。これで3種類のワクチンから接種することになる。
カンシノのワクチンは、1回の接種で済むことが最大の特徴で、ワクチンタイプも既存のシノバックやシノファームの不活化タイプではなく、中国のSNS上で“死のワクチン”と揶揄(やゆ)されるアストラゼネカ製のワクチンと同じウイルスベクタータイプとなる。
カンシノ製のワクチンはパキスタン、ロシア、メキシコ、チリ、アルゼンチンの5か国で4万人ほどを対象に臨床治験を進めており、すでにメキシコから4000万回分の発注を受けているという。中国国内では5月からカンシノ製のワクチン接種が始まっている。