防疫緩和で新型コロナ前に戻った?との声

防疫緩和で新型コロナ前に戻った?との声

2年ぶりに再び自動車と観光客で賑わうと報じる 出典 丹東日報

防疫緩和で新型コロナ前に戻った?との声

 中国は日本と同じく大型連休に入り、中国各地は行楽客であふれる光景が戻っている。中朝国境の丹東では、2年ぶりに観光客の賑わいが戻ってきたと地元新聞の丹東日報が報じている。

 丹東を代表する観光地である断橋周辺には1日、2日の2日間で4万5000人が訪れた。掲載されている写真には、鴨緑江沿いの沿道を埋め尽くす観光客や遊覧船乗車待ちの行列、隙間がないほど大勢の人たちが断橋観光を楽しんでいるのが確認できる。

 記事では、丹東市を構成する鳳城市の主要な観光地でも賑わっており、観光客は昨年比40%から70%増と伝える。また、鳳城市では、旅行トランク商品展。寛甸満族自治県では自動車展示販売会が開催されて多くの来場者で盛り上がった。

 消毒など感染対策を講じながら観光客を迎えていると紹介しているが、確認できる観光客は半分もマスクを着用していない。

 丹東は、今年始めに感染再拡大のため強化された防疫体制が緩和され、レストランやショッピングモールなどの施設への入場制限は撤廃。高速鉄道や長距離バスなどの交通機関への乗車規制も解除されている。丹東在住者へ現状を確認すると新型コロナウイルス蔓延前に戻った感があると話す。

 記事では、丹東のすべての観光地で感染対策を実施し、安全に観光を楽しめると文末で強調している。北朝鮮についての言及は一切ない。 

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