ネトウヨ顔負けの偏ったコメント
ネトウヨ顔負けの偏ったコメント
大和堆危機 中国SNSネトウヨ炎上 中朝韓3か国連帯も(1/2)の続き。
記事に入ったコメントを見ると、「日本人は祖先の犯罪を考えろ」、「日本が領海だと主張しているのか?勝手に言っているだけだろう」、「魚釣島のように奪い取るつもりなのか」、「北朝鮮のようにマシンガンを搭載するべきだ」、「原発処理水が流される海の魚なんて食べたいのか?」など日本のネトウヨ顔負けのコメントが書き込まれている。
中国政府はコメント内容を検閲しながら都合の悪いものは削除しているとみられる。また、「日経中文網」はもっと大和堆は日本の排他的経済水域(EEZ)であり、EEZでの漁業については2000年に締結した「日中漁業協定」で日本が発行する許可証が必要だと明記されているなど根拠となる事実を盛り込み伝えたほうがいいのではないだろうか(もしかすると中国当局に意図的に削除されている可能性も否定できないが)。
第2の尖閣問題へのサラミ戦術がすでに?
魚釣島(中国語では尖閣諸島を魚釣島1島で表記する)と書き込んだユーザーがいるように違法操業は中国漁民たちの不満へのガス抜きで推奨せずとも黙認し違法操業させる。中国政府にとっては魚介類が捕れようと捕れまいかは枝葉の話で、重要な幹は大和堆を第2の尖閣にして外交カードにとの思惑があるのかもしれない。
実はすでにコツコツと長期間にわたり漁船を送り込んで既成事実化をさせていく「サラミ戦術」の実施に入っている可能性もある。
大和堆で捕った魚を日本が輸入する事態も
大和堆で捕った魚を日本が輸入する事態も
近年、日本ではサンマの不漁が続いている。要因の1つとなっているのが、台湾漁船や中国漁船による公海でのサンマの先取りだと言われる。
しかし、前出で紹介したように現時点でも中国国内ではほぼサンマの需要はない。では、捕ってどうしているのかというと、日本や台湾へ輸出しているのだ。
大和堆で捕れたスルメイカや青魚も同じく中国国内での消費は限られているので輸出へ回されている分も多いと推測される。
捕った魚介類を輸出するためには鮮度が重要なため漁船は大型化していくということになる。日本がこのまま事態を放置しておくと、サラミ戦術が進み政治問題化されるだけでなく、中国漁船が大和堆での違法操業で捕った魚介類を中国産として日本が輸入して私たちの食卓に並ぶという理不尽な機会が増えるのではないだろうか。
大和堆での中朝「違法操業」連帯へ韓国が加わる可能性
今後、大和堆での違法操業で中朝が連帯してくることも考えられる。さらにそこへ現在は大和堆での違法操業は確認されていない韓国も加わり、中朝韓の3か国連帯が生まれるかもしれない。
韓国の連帯目的は漁業ではなく韓国が国際社会へのロビー活動を強める独自のローカル呼称“東海”を政治問題化させるために中朝連帯へ加わってくる可能性も十分にありえる。
いずれにしても日本は大和堆の動きに注目し早め早めに対策をとっていく必要性がありそうだ。それにしても中国漁船はどこの港から来ているのだろうか。