中朝国境をいち早く解禁させたい中国
CCTVが伝えた北朝鮮の学校再開 ソースはあの北朝鮮美人ユーチューバー(1/2)の続き。
中朝の国境が封された状況下ではあるが、北朝鮮『労働新聞』によると中国政府は複数回、北朝鮮へ緊急支援物資を運搬しており、食料だけではなく衛生医療品が含まれているとみられる。また、北京から医療団の派遣も実施したことを中国メディアは報じている。
現時点でも北朝鮮は「WHO(世界保健機関)」へ国内での新型コロナウイルス感染者は発生していないと報告している。しかし、感染者ゼロ人にもかかわらず小中学校を2か月全面休校していたことになる。
今回の北朝鮮の学校再開報道でも中国が北朝鮮へマスク支援など新型コロナウイルス感染対策で援助したことを伝えているわけではなさそうだ。北朝鮮は縫製技術が高いことで知られているので布などの素材さえ中国から提供されれば医療用など機能面は別にして自分たちの飛沫防止目的のマスクは生産できそうだ。
中国は、北朝鮮でも中国同様に新型コロナウイルス対策が功を奏して日常の生活へ戻りつつあることを伝えることで、中朝国境をどこの国よりも先んじて再開させたいという中国政府の意図が込められていると考えるのは勘ぐり過ぎであろうか。
1・5・3・3の義務教育12年制。2017年から1年拡充
北朝鮮の義務教育は、幼稚園1年、小学校5年、初級中学校3年、高級中学校3年の12年制を2017年から実施しているとされる。
高級中学校は日本の高等学校に相当し、今回の報道の休校していた中学校とは、高級中学校も含まれているとみられる。
北朝鮮は2016年まで義務教育11年制を実施してきた。高級中学を卒業する歳は17歳と日本より1年早く、これはロシアの義務教育11年制を模したものと言われる。
9歳女児が英語で回答する模範学校から教育制度PR
中国メディアを見てからソースであるウンア氏のTruthを改めて見てみると、ウンア氏が北朝鮮の教育制度を説明している。義務教育は12年制、その内訳。授業料は無料であり、教科書や制服は支給されるなど整った教育制度を国外へ宣伝する目的であることが伺える。
教室内で児童の椅子に座り、「まるで小学校時代へ戻ったようだ」と、ときより笑顔を見せるウンア氏に別の意味で注目が集まりそうだ。
9歳という女子児童へのインタビューでは、女子児童がしっかりとした英語で応えている。
中国が報じた新聞写真では気づかなかったが、動画での教室や学校映像を見ると、壁には扇風機やきれいな装飾が確認でき、机や椅子もしっかりとしてそうな、最新設備が整ったいわゆる模範学校であることが分かる。
模範小学校は北朝鮮が外国人へ見せたい場所
この2、3年、一般の日本人観光客も旅行スケジュールに含まれていないにもかかわらず小学校を訪れて歓迎を受けたという体験談を複数聞いている。模範学校は、今、北朝鮮が国外へ強くアピールしたいスポットなんだろう。
観光客ではない友好団体の訪問でも予定外の学校や教育施設を訪問する機会が増えているようだ。
日本人観光客の希望は小学校訪問よりも大学訪問や学生との交流が多いが、試験前で忙しいや行事が入っているなどの理由で実現せず、その代わりと…模範小学校へというパターンも多い。
Pizza Restaurant in Pyongyang(English Subtitled)
旧Echo DPRKも含め断トツの17万PVを誇る動画。やはり美女が注目を集めることを熟知しているようだ。