先に北朝鮮の金正恩党委員長がベトナム入り

先に北朝鮮の金正恩党委員長がベトナム入り

ベトナム国旗「金星紅旗」

先に北朝鮮の金正恩党委員長がベトナム入り

 いよいよ、2度目となる米朝首脳会談がベトナムの首都ハノイで昨晩から始まった。

 2月26日に現地時間午前(日本とベトナムの時差はタイと同じ2時間)、鉄道でベトナム入りした金正恩委員長がハノイへ到着、これまで見たことない専用車の窓を開けて沿道の市民に手を振る姿が報道されている。

 一方のトランプ大統領は現地時間26日深夜に到着、翌27日午前には、ベトナムのグエン・フー・チョン共産党書紀長兼国家主席と首脳会談を行っている。

金党委員長の宿泊先は5つ星ホテル「メリアハノイ」

金党委員長の宿泊先は5つ星ホテル「メリアハノイ」

日本語切替もできるメリアハノイ(出典 公式サイト

金党委員長の宿泊先は5つ星ホテル「メリアハノイ」

 今回、金正恩党委員長が宿泊するのは、「メリアハノイ」5つ星ホテルとなる。5つ星であるが、公式サイトで一番安い客室の1泊あたりの料金は1万1754円と手頃なため日本人の宿泊経験者も多く、26日のニュースを見て、「あっ」と思った人も多かったようだ。

 ホテルの公式サイトで予約できる最高級グレードの部屋は、レベルスイートで1泊38,000円くらいとなっている。

 当然ながら同ホテルには、普段非公開の1室しかないようなプレジデントルームがあり、そのクラスへ宿泊していると見られる。宿泊料は、1泊推定20、30万円くらいとの情報もあるので経費を節約したのではとの関係筋の話もあるようだ。

 過去に北朝鮮の最高指導者が宿泊したホテルを振り返ると、1フロア貸し切りの部屋で、専用エレベーターを持つホテルが多いようだ。VIP専用出入り口があれば理想だろうが、過去にはなく一般宿泊客を封鎖して対応したホテルもあった。

高緯度ハノイの乾季は寒い

高緯度ハノイの乾季は寒い

コロニアル様式を代表する観光地ハノイ大教会

 メリアハノイは、ホアンキエム湖の南側で、ハノイ駅やフランス統治時代に作られたハノイ大教会の近くにある。ハノイ大教会の周辺にはベトナム雑貨店が多く並び女性に人気があるショッピングエリアだ。観光客に人気の旧市街はホアンキエム湖の北側に広がっていてレトロな街並みが楽しめたり、ナイトマーケットなどでも知られる。


メリアハノイ周辺地図

 南北に国土が長いベトナムの北部ハノイの緯度は、当初、米朝首脳会談の候補地の1つにも挙げられていた中国の海南島より高く、香港やマカオと同意度くらいに位置する。

 そのため、今の時期である乾季は冬に相当し、最低気温10度を下回る日もある。日本人からすると地元ベトナム人が震え上がるこの時期はベストシーズンと言え、歩き回っても汗をかかず快適な季節となる。

 ハノイは年間の温度差が激しく5月ごろからの雨季に入り、気温が急に上がり、日本同様に7、8月になると連日30度を超える。加えて、ハノイは内陸にあるため湿度が高く湿度80、90%という日も珍しくない。

 そのため、ハノイは「この世の地獄」と呼ぶ日本人在住者もいる過酷な気候だったりもする。

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