18日ICBM「火星15」は目視できるEEZ内へ
韓国政府は20日、北朝鮮の4人と5団体に対する独自制裁を発表した。
韓国外務省は、これらの個人や団体が北朝鮮の核・ミサイル開発を助長している疑いがあると述べた。
制裁対象となった個人は、元北朝鮮経済貿易駐モンゴル代表事務所の職員と高麗航空丹東事務所の代表者が含まれている。制裁対象団体には、海運会社や貿易会社が含まれている。
上記は中国国営の中国中央テレビ(CCTV)が報じた内容を、中国共産党の機関紙・環球時報がSNS微博(ウェイボー)へ投稿したものだ。
今回の制裁は、北朝鮮による18日と20日の弾道ミサイル発射への対抗処置となる。
特に18日午後に発射されたのは、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級で、日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海へ着弾した。
北海道函館市からは、火球のように目視できる状態で、数多くのライブカメラがとらえている。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は19日、ICBM「火星15」の抜き打ち発射訓練を行ったと発表した。
韓国政府の制裁を伝える中国SNSへの投稿には、「棒子は存在感を出すために必死だな」「ロシアへの制裁は及び腰だったのに(北)朝鮮には早い根性なし」「韓棒子も制裁を受けているだろ?」「韓国の制裁なんて無意味だ」「窮鼠(きゅうそ)猫を噛(か)む」と韓国批判で埋め尽くされている。
棒子は韓国人や朝鮮人に対する蔑称(べっしょう)。主に国家としての韓国を指している。