2万7000円で30分短縮
中国人女性が21日に公開した動画が再生回数449万を超えている。
動画はタイ・バンコクを訪れた中国人女性が、空港で警察官の出迎えを受けて白バイの先導で3時間かかる道を1時間で行くことができたと興奮気味に語る内容だ。
この動画には、「大統領みたい」「タイでは中国人が歓迎されているね」「韓国とは大違い」「受けてみたいサービスだ」などの多数のコメントが書き込まれている。
料金は7000バーツ(約2万7000円)だったと紹介している。
このサービスは、ポリスエスコート呼ばれるもので、KWT執筆陣でバンコク在住の高田胤臣氏によると、タイでは大型の白バイは、特殊な部署しかないので、警察のコスプレ等ではなく、本物の警察が対応するサービスとして存在する。以前は日本人も利用していたが、最近ではまったく利用したという話は聞かないそうだ。
行き先は、明かされていないが、動画の最後にヒルトン・パタヤが一瞬映り込んでいるのでパタヤであることがわかる。
動画から到着の時間帯は夜で、空港はスワンナプーム国際空港であることもわかる。
同空港からは、渋滞が少ない夜ならパタヤまでタクシーなら1時間半ほどで到着することができる。バスでも2時間ほどで行ける。3時間はかからない。
つまり、1時間半が30分ほど早く着けたくらいだろう。
そうなると、2万7000円のポリスエスコートサービスは、SNS映えか、中国人が大好きなメンツ(見栄)を満たすためという感じだろうか。
このバズった動画の裏には、中国政府の影もちらほら見え隠れしている。