中国からはビジネス目的限定で訪ロ許可
ロシアメディアは8日、在瀋陽ロシア連邦総領事館のチェルネンコ総領事が、中国吉林省琿春のロ中の出入国審査場が再開したと述べたことを伝えた。
ロ中のイミグレーションである出入国審査場は、9日までに新型コロナウイルスまん延前の通行処理能力での活動へ戻ると発言。
「中国当局が8日から新型コロナ感染対策を大幅に緩和したことによる処置である」とロシアメディアは結ぶ。
吉林省長春の旅行会社によると、琿春口岸(出入国審査場)は、8日に同じく再開された中朝を結ぶイミグレーションの圏河口岸と同じく観光客は制限し、ビジネス目的などに限定しロシアへの渡航を許可するとのこと。
また、しばらくは貨物輸送を優先させる見通しで、トラックなどによるピストン輸送から中ロ国境での活動は再開されるようだ。
新型コロナまん延後、北朝鮮は陸路、空路ともに封鎖されたため、10万人とも言われる北朝鮮人が帰国できずに中国に残っているという。
しかし、中ロはというと、陸路国境は3年ほど封鎖されていたが、空路は継続運行されているため、中国からロシアへ帰国できないというロシア人は少ないとみられる。
琿春口岸は、外国人も出入国できる1級イミグレーションと位置づけられているので、外国人も利用できることになる。