新型コロナだと確定できていない
爆速で新型コロナウイルスの感染が進む中国。
すでに中国政府は感染者数の発表をやめてしまった。
遼寧省瀋陽・大連、山東省青島、上海、広東省広州・深センなどの中国人在住者へ連絡したところ、驚くことに全員がすでに感染済みだと答えた。
現状を確認すると、発熱やせき、頭痛、倦怠感など風邪のような症状を発症するも病院等ではPCR検査も抗原検査も行われていないので、新型コロナだと確定はできていない。
つまり、風邪やインフルエンザの可能性もゼロではないが、「たぶん新型コロナだろう」と各自で自己判断している状況のようだ。
一部報道では、北京でPCR検査を再び強化とあったが、大都市とはいえ、首都以外の地方都市では新型コロナを確定させる検査は行われていないようだ。
話を聞いた26日の大連は、ほとんどの飲食店や商店は閉店し、バスや地下鉄もガラガラ、病院でも医師や看護師も感染したため診療ができていないという。
「むちゃくちゃなゼロコロナを解除したのは良かったけど、政府はこんな状況でも何もしてくれません」と嘆く。
「同居の家族3人、長春の両親、上海に住む息子も感染済みです」(青島在住者)
「社員200人のうち私も含む180人が発症したので休業しています」(深センの会社経営者)
この会社はなんと発症率9割だ。
冬の寒さが厳しい大連や瀋陽のような東北部のほうが感染スピードが早いとみられ、実態不明ながら、現地在住者へヒアリングした内容からすでに半数以上が感染、発症している可能性がある。
まさに爆速である。