スマホの普及で誰もが写真撮影を楽しめる
写真撮影が好きな人は世界中にいる。国や民族、老若男女問わず、楽しんでいるのではないだろうか。
特にスマートフォンの普及によって誰でもより気軽に撮影できるようになった点も大きい。
そんな誰もが大好きな写真だが、北朝鮮人女性は嫌いらしいと中国SNSに投稿されている。
原題は「どうして北朝鮮美女は中国人観光客に写真を撮られるのを嫌がるのか?」。
中国人読者にクリックさせるために中国人と表記したと思われるが、基本的には日本人も含むすべての外国人も同様となる。以下が投稿内容の意訳となる。
新義州駅の売り子女性を撮影しようとして
北朝鮮を訪れて感じるのは、北朝鮮には美女がそこら中にいるということだ。
国際列車で北朝鮮最初の新義州駅に着くと、ホームには青い制服に身を包んだ2人の北朝鮮女性がゴロゴロと金属フレームのカートを押しながら観光客へ菓子や飲料を売っていた。
2人のスレンダーな販売員女性は愛想が良く、私は列車を降りて彼女たちに飲み物を2杯おごった。
かわいらしい女性2人は、とてもシャイで携帯電話もスマホじゃなくて、中国ではとっくに姿を消したガラケー(フィーチャーフォン)を使っていた。
私は、あまりのかわいらしさにカメラを構えて2人の美女を撮ろうとした。すると、彼女たちはカメラに気づくとすぐに表情を曇らせた。
片手で顔をふさぎ、もう片方の手で私を遮るように手を振り、写真を撮ってはいけないという意思表示をした。
中国の美女は、写真を撮られるのが大好きなので、普段見せないような笑顔で喜んで応じるが、北朝鮮の美女は、写真を撮られるのを嫌がるようで、非常に興味深く感じた。
私は簡単な朝鮮語会話はできるので、「なぜ写真を撮ってはいけないのか?」と尋ねると、彼女たちは「写真が好きではない」と答えた。
本当の理由は、写真の好き嫌いではなく、「口外できない」のだろうと思う。
ウェイトレスも警察官も土産物店の女性店員も
平壌に到着し羊角島ホテルに宿泊したが、ホテルのスタッフやショップ店員もみな美人だった。
羊角島ホテルのレストランで食事をした時、数人の美しいウェイトレスと会話をしていて、「写真を撮るのは好き?」と尋ねたら、彼女たちは「大好き」と言っていた。
ところが、写真を撮ろうとカメラを構えると、「自撮りは好きだが、外国人に写真を撮られるのは好きではない」と言うのだ。
平壌の街には、交通整理をする美人警察官がたくさんいる。
私たちの観光バスが美人交通警察官の近くを通ると、観光客らはカメラを向けて警察官の凛々しい姿を撮影しようとした。
しかし、外国人観光客を乗せたバスだとわかると、スタイルの良い美人交通警察官は、くるりとバスを背にするように後ろ姿を見せてしまった。どうやら、美人交通警察官も写真を撮られるのはお嫌いなようだ。
さらに、交渉したり実際に接する土産物店などの女性販売員も写真を撮られるのを嫌がる。
だから、私が北朝鮮に滞在している時に撮影した北朝鮮美女の写真のほとんどが無許可の盗撮気味になってしまった。