「敏感キーワード」含むと警告文で投稿できず

「敏感キーワード」含むと警告文で投稿できず

ウェイボーで法輪功検索した結果。「関連法規・政策によって『法輪功』は表示できない」

 世界最大のインターネット監視国である中国のSNSは、投稿する時に投稿文にNGワードが含まれていると警告文が表示されて投稿自体ができない仕組みになっている。

 このNGワードを中国語から直訳すると「敏感キーワード」と表記できる。

 中国におけるNGワードは年々増えているとされ、最近であれば、中国共産党の第20回党大会を意味する「二十大」、異例の拡散をした習近平政権を批判する大弾幕を掲げた「四通橋」、最終日に強制退出かと憶測を呼んだ「胡錦濤」などは敏感キーワードとなり、WeChat(ウィーチャット)他のSNSなどでも検索できなくなっていた(現在は一部解除)。

 これらは一次的な敏感キーワード入りだろうが、継続的なNGワードも少なくない。たとえば、法輪功、天安門事件などがそうだ。

 中国のIT事情に詳しいジャーナリストによれば、中国国内からでも単に検索したり、SNS投稿時の警告文が表示されて投稿をやめ修正したというだけなら、個人的な不利益を被ることはないだろうとのこと。

 当局からマークされるとしたら、隠語を使って検閲を回避したり、掲載後に内容や画像に問題がある判断されて削除対象となるような投稿を繰り返した場合は、管轄の公安へ通報されて監視下に置かれて実生活で不利益を受ける可能性があるとのこと。

 つまり、今や中国社会は、仮想であるインターネット(SNS)とリアル(実生活)を融合させて監視されていることになる。

記事に関連のあるキーワード

おすすめの記事

こんな記事も読まれています

コメント・感想

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA