1日午前5時から4日午前5時まで都市封鎖
1日午前5時から4日午前5時まで都市封鎖
中朝国境の丹東は1日から再び都市封鎖(ロックダウン)が実施されている。
1日午前5時から4日午前5時までの期間限定とのことだが、中国SNS上では4日での解除に懐疑的な投稿が複数確認できる。
「あと2週間?いや1か月か?」「11月17日の高校生の体育試験が心配…」
当局によると、10月30日に新型コロナウイルスの陽性者を1人確認。翌31日も確認されたという。2日には陽性者を11人確認。いずれも無症状とのことだ。
遼寧省衛生健康委員会の2日午前0時から24時間での感染状況によると、新規発症者ゼロと冒頭で強調している。その後に無症状者が…と続く。
要するに、徹底したPCR検査による陽性者のあぶり出しの成果で無症状者を11人も見つけることができた。これで感染拡大を食い止めることができたとのアピールとロックダウンを正当化したいのだろう。
丹東は1日朝から新幹線(高速鉄道)、長距離バス、空港も閉鎖されている。
SNS微博(ウェイボー)には、2日に瀋陽から高速鉄道で丹東へ行こうとしたらロックダウンですべて運休してたという投稿が確認できる。
ウェイボーを見ていると、先月30日に無症状者1人。2日でも11人という状況でのロックダウンに反発の声が確認できる。
「今回は感染対策を支持しない」という投稿も瞬間的に確認できるが、例外なく数時間後には削除されている。
そのため、定期的にウェイボーを観察していると、このような市民の声なき声を拾い上げることができる。
中には、「『感染1人』都市封鎖」というタイトルの日本語の新聞記事画像を載せている投稿もあった(現在、確認できない)。
投稿文は、「丹東また世界1の栄誉を受賞おめでとう!」言葉では当局を批判しない皮肉。画像で批判といったところだろうか。