抗原検査キットを初体験
抗原検査キットを初体験
タイ帰国4日でコロナに感染【筆者体験談】日本とはまるで違う対応の続き。
タイではコンビニエンスストアなどで抗原検査キット(ATK)は容易に入手できる。しかも、価格はおよそ200円程度だ。
筆者にとってATKは初めての経験で、キットについている棒を鼻腔の奥に刺し、それをスポイト状の容器に入った液体に入れて混ぜる。それをキットの指定場所に垂らすと、線が浮かび上がってくる仕組みだ。
筆者が液状の検体を垂らすと、即2本の線が浮かんできた。
普通は数分待つそうだが、筆者が感染した新型コロナウイルスが元気だったのか、家族に「こんなに早く出てくるものじゃない」と驚かれた。
病院へ行かずタイ伝統医学の錠剤を飲む
病院へ行かずタイ伝統医学の錠剤を飲む
とはいえ、症状は喉が痛いくらいのもので、発熱も何もなかった。病院に行くわけでもなく、近所の薬局で購入してきたタイ伝統医学に基づいた薬草が原料の錠剤を数回ほど飲んだだけである。
筆者は日本で3回ワクチンを接種している。しかし、病院に行っていないので何の株に感染しているのかが不明で、結局、ワクチンに効果があったのか、本来であれば無自覚で済むような体質だったのかはわからない。
感染した小5の息子は39度近くの発熱
感染した小5の息子は39度近くの発熱
感染した可能性がある日から2日ほど普通に生活を送っていたので、残念ながら息子(小学5年生)に感染してしまった。
高校生の長女は、数か月前に感染しており、幸い症状は特になく、かつ多少の免疫を獲得していたとみられ、感染は免れた。
ワクチンを3回接種している妻も感染しなかった。息子は最初39度近くの熱が出た。しかし、やはり病院には行かず、筆者が飲んでいたのと同じ薬を飲んだだけだ。妻も慌てず騒がず、慣れたような顔でいた。
タイの学校での感染者対策とは?
タイの学校での感染者対策とは?
学校のクラスは、息子が感染したことをきっかけに3日間の学級閉鎖になった。娘は自主的に3日間休んだだけで、クラス自体にはなんら悪影響はなかった。
これは、今のタイでは一般的な措置のようで、クラスで感染者が出た場合にのみ3日程度の学級閉鎖がされ、オンライン授業になるだけで、学年や学校単位では休みにならない。
また、感染者は自身と同居家族の陰性をATKキットで証明すれば、再び登校できるようになる。
タイは新学年が5月から始まるが、息子のクラスでは、ほぼ月に1回は学級閉鎖があるほど頻発している。
タイ国内は、マスク着用も義務化解除され、また学校や各種サービスも今や通常通りに運営されている。
しかも、感染に対してはタイ人ももう慣れたもので、よほどの症状が出ない限りは病院にも行かない。
タイと日本ではウィズコロナの現状が大きく違っており、入国の措置や国内での対応など、タイから見ると日本は慎重というよりも後手に回っているように思えてくる。
高田 胤臣(たかだ たねおみ)
タイ在住ライター。2002年から現在にいたるまでバンコクで過ごしている。『バンコクアソビ』(イースト・プレス・2018年)、『バンコク 裏の歩き方【2019-20年度版】』(彩図社、2019年・皿井タレー共書)、『ベトナム裏の歩き方』(彩図社、2019年)など、近著『亜細亜熱帯怪談』(晶文社、2019年・監修丸山ゴンザレス)。
@NatureNENEAM
在住歴20年が話したい本当のタイと見てきたこととうまい話と(note)