米国が北朝鮮へウイルスを散布?

米国が北朝鮮へウイルスを散布?

最新の防疫情報を伝える7月5日付の労働新聞(提供 コリアメディア)

 北朝鮮は、4日(3日午後6時~4日午後6時)の新規の発熱者を約2500人、回復者を約3430人、死者なしと発表した。

 これで4月末から7月4日午後6時までで発熱者の累計は約475万7620人。すでに回復したのは約475万2920人(回復率99.901%)。現在も治療中なのは約4620人(全体比0.097%)となると報じた。これまでの死者の累計は73人(致死率0.002%)となる。

 このニュースは中国SNSへ北朝鮮情報を発信している複数のアカウントが投稿している。

 投稿に書き込まれたコメントには、「完全勝利」「素晴らしいの一言」「99.901!」などが残されている。

 日本時間5日午前7時頃の投稿時には、「主体思想のおかげ」なども確認できたが、現在は削除されている。

 北朝鮮の新型コロナウイルス対策、話題については、中国政府の思惑で他国と比べ検閲が緩いようだが、削除されるコメントもあることがわかる。

 コメントを書き込む中国人も削除されないように意識して書いているのだろう。つまり、一種の娯楽であり、ガス抜き的なものと言えそうだ。

 今、中国のSNSで一番熱い北朝鮮の話題は、1日に北朝鮮が発表した「北朝鮮で初めてまん延した新型コロナは、韓国からの風船ビラが原因」で、複数の投稿が炎上気味だ。

 軽く中国人の反応を触れておくと、「CIAが」「米国が韓国を傀儡にして投毒した」「ウイルス爆弾」など米国が北朝鮮へオミクロン株のBA.2を空中散布したという陰謀論的な内容が多数目に付く。

 これは、習近平政権が誘導させたい対米世論だと見て取れる。それをSNSを使って形成する動きだと考えられる。

記事に関連のあるキーワード

おすすめの記事

こんな記事も読まれています

コメント・感想

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA