山東省入国なら強制隔離は7日のみ
中国政府は28日、入国者への隔離期間短縮を発表した。
今後、現在、中国各地で実施されている隔離期間へ反映され短縮されるとみられる。
政府発表では、現在の原則14+7(14日間のホテル等での強制隔離と7日間の自宅待機の合計21日間)を7+3の合計10日間へ短縮するというものだ。
では、現時点での主要都市や省で隔離日数を見ると、
上海14+7
北京10+7+7(待機環境により延長)
広東14+7
湖北14+7
四川10+7
新疆14+7
内蒙古14+7
チベット14+7+7(待機環境により延長)
山東7+7
海南14+7+7(待機環境により延長)
遼寧14+14/28
天津14/14+7
江蘇7+7
隔離期間最短は、最後の江蘇省無錫で6月14日に最短の7+7合計14日間に短縮されている。短縮後2週間維持されている。
隔離期間最長は、大連がある遼寧省で14+14合計28日間となっている。
現時点で最短の7+7の隔離期間となっているのは、江蘇、山東、山西の各省となる。
建前上では、たとえば、直轄市である天津から入国して14日隔離後に大連へそのま移動することもできる。ってことになっているが、果たして…。
また、中国は入国なしでのトランジットを認めていない。中国の空港へ降り立った人間は原則入国しないければならないからだ。
かつて試験的に他国で一般的な入国なしでのトランジットも行っていたが、もし、これが再開されれば、北朝鮮への渡航も現実味を帯びてきそうだ。