ピークアウト後に死者増加傾向
韓国政府が28日正午近くに発表した27日の新型コロナウイルスの新規陽性者数は13万9626人。
日本同様に検査数が減る土日分のため減少しているが、直近の日曜日で比較すると、9万5347人(20日)、5万4616人(13日、いずれも米ジョンズ・ホプキンス大学)。
韓国も日、月曜日が少なく、平日分がカウントされる明日、火曜日に新規陽性者増える傾向があるのは日本と同じだ。
27日の重症者は715人、死者115人となる。死者数は過去最多となった。
今回のオミクロン株は、デルタ株などと比べ重症化しづらいとされているが、日本は、新規陽性者数がピークアウトしたとみられる2月8日頃から死亡者数が増え続けている。
韓国も今後、死亡者数が増えてくる可能性がある。
感染拡大の目安の1つとされる実効再生産数は1.45(26日)。1月31日の1.81をピークに減少傾向にあるものの、まだ1を超えているため、今後も新規陽性者数は増えていくとみられる。
韓国・中央防疫対策本部は、来月中旬頃にピークを迎え、新規陽性者は最大33万人に達する可能性もあるとの見通しを示している。
本日の韓国メディアを見る限り、韓国政府は新たな感染対策などは打ち出していないようだ。