日本人医師が心療内科や小児科など25の診療科に対応
外務省は7日、中国在留邦人向けにオンライン医療相談を実施する旨の案内を出した。
これは2月1日からすでに開始されている外務省による「海外在留邦人向けオンライン医療相談・精神カウンセリング提供事業」で、期間は2月1日から3月31日まで無料で受けることができる。
すでに各国大使館や領事館を通じて海外在留邦人へ案内が配信されているようだ。
1回あたりの相談は20分ほどで、オンライン相談のため、診断書や処方箋を出すことはできないが、服用している薬や健康診断の結果についてのアドバイスなどを受けることはできるという。
担当するのは、全員日本人医師で、海外留学や海外勤務の医師も含まれている。
相談できる診療科は、総合内科、コロナ・感染症科、呼吸器内科、アレルギー科、循環器内科、消化器系内科、糖尿病内分泌内科、リウマチ膠原病内科、血液内科、腎臓内科、腫瘍内科、心療内科、総合外科、消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、乳腺外科、整形外科、耳鼻科、泌尿器科、産婦人科、小児科、眼科、皮膚科、歯科。
相談までの流れは、予約問診フォームで入力、希望日時を日本時間で入力、面談時間が調整され、面談実施となる。
面談まではすべてオンラインで完了するようだ。
面談は、パソコン推奨となっているが、スマートフォン、タブレット端末などにも対応している。特別なアプリのインストールは不要。そのまま面談を受けることができる。
現在、コロナ禍で帰国できない海外在留邦人も少なくない。日本へ一時帰国はできるが、それによって現在の滞在国のビザが無効になったり、再発行に時間と費用を要するため、再入国が難しくなる国が多い。
どうやらこれが一時帰国へ踏み切れない足かせの1つなっているようだ。そんな海外在留邦人には、心強い医療サービスになりそうだ。
詳細は、海外在留邦人向けオンライン医療相談・精神カウンセリング提供事業にて検索。