イカゲーム=資本主義の負の縮図で米国炎上を狙った?
イカゲーム=資本主義の負の縮図で米国炎上を狙った?
韓国ドラマ「イカゲーム」が中国のSNSで炎上している。きっかけは、北朝鮮の対外宣伝サイト・メアリ(こだま)が12日、イカゲームを批判する記事を掲載。それを中国の雑誌「Vista看天下」が13日、ウェイボーへ投稿。16日現在、433件のコメント数が確認できる。
炎上した内容は、「北朝鮮メディア・こだまは12日、韓国の人気ドラマ・イカゲームを『野蛮な韓国社会の悲惨な現実を明らかにした。韓国の資本主義文化には、腐敗した不道徳なごろつきが付着している』とこき下ろした」と投稿。
この投稿に対して、「一般の北朝鮮人はイカゲームを見ることができるの?」「北朝鮮には指摘する資格がある」「正論(笑)」などのコメントが残されている。
しかし、投稿された13日には、「現代中国も経済体制は韓国と似たようなものだ…」「株で大損」「我々は市場に振り回される」「中国も格差が大きいよ」「金金金(絵文字)」など中国経済を批判するようなコメントが確認できたのでウォッチしていたら、16日現在、これらのコメントは、削除され、きれいに整理されている。
現在、コメントは制限されて書き込めない。確認できるコメントは、投稿日の13日分しかない。
炎上させたい側は、イカゲームが資本主義の負の縮図として北朝鮮の記事を使い韓国と資本主義批判。そこから米国批判へ飛び火させて大炎上を目論んだのかもしれない。しかし、ブーメランとなって戻ってきたようだ。
さらには、「複数国の学校が子供にイカゲームを見せるべきではないと警告(#多国学校警告不要让孩子看鱿鱼游戏#)」というハッシュタグが立ち上がり、イカゲームの視聴禁止や制限を呼びかける投稿も確認できる。
イカゲームは、まだまだ中国SNSを盛り上げそうだ。