朝鮮戦争休戦協定へ署名した日と時間に再開
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、27日午前10時から南北間のホットライン(直通電話)を再開させたと伝えた。南北間のホットラインは、昨年6月9日正午に切断されてから1年1か月ぶりの再開となる。
再開は南北の首脳間での合意に基づき決定したと中国共産党機関紙・環球時報の微博(ウェイボー)アカウントが投稿している。他にも中国中央テレビなど官製アカウントが報じており、中国政府が高い関心を示していることを伺わせる。
環球時報は、「全人民が不満を抱く全面的に停滞している南北関係の早期回復を楽しみにしている」との朝鮮中央通信の記事内容を伝えた。また、7月27日午前10時は、朝鮮戦争休戦協定へ署名した日と時間であることも補足している。
環球時報のウェイボー投稿に対して複数のコメントが書き込まれ、「文在寅遅すぎる」「いいことだ」「もうすぐ米軍が韓国から撤退か」「昨年の事務所(南北共同連絡事務所)爆破はなんだったの?」「今、米中会談やっているからでしょ」「(北)朝鮮物資不足でピンチ?」など米韓へ批判的なコメントが目立ち、北朝鮮への批判は少なく、中国当局に“選ばれたコメント”が表示されているとみられる。