普通に買える北朝鮮国旗がデザインされたグッズ
普通に買える北朝鮮国旗がデザインされたグッズ
「ヤフオク」や「メルカリ」など個人フリマだけでなく、「アマゾン」や「楽天市場」などのオンラインショップへ出品や販売されている商品の中には北朝鮮国旗がある。10月10日の軍事パレードなどでも国旗を強調するような演出が随所に盛り込まれ、北朝鮮国旗に注目する人が増えているようだ。
北朝鮮国旗は、国内では共和国旗、藍紅色旗などとも呼ばれ、反共政策が強力だった時代の80年代までの韓国では北傀旗などと呼ばれたこともある。
北朝鮮国旗単体だけでなく、国旗をデザインしたタオルやシャツ、キャップ、マグカップ、カフスボタン、シール、ワッペン、「iQOS(アイコス)」ケースなどもみかける。
国旗はパブリックドメイン。フリー使用OK
国旗はパブリックドメイン。フリー使用OK
日本は北朝鮮を原産地とする製品の販売を厳しく規制している。しかし、これらの商品の多くは中国で生産されたものが多い。では、コピー商品で違法販売なのかと言われれば法律には抵触していないとみられる。
なぜなら世界中の国旗はパブリックドメイン扱いされており、知的財産権や著作権が存在しない公有なものとなるからだ。
なので北朝鮮国旗を日本で生産、販売して利益を得ても違法ではないということになる。しかし、企業ロゴやブランドシンボルなどに使用すると商標権に抵触する恐れがあるので使用はできない。
あと問題になりそうなのは、国旗を変色したり、破れたようなデザインへ加工した国旗を商品にすることだ。これらの加工は悪意があるとみなされることがあるので注意が必要だ。
正式縦横比は1対2
正式縦横比は1対2
また各国の国旗は縦横比がバラバラであることはご存知であろうか。
日本の日の丸は、縦横が2対3で、この比率が世界の主流となっていて世界102か国の国旗で採用されている。次いで、イギリスやロシアなど54か国は縦横1対2と2番目に多く、ドイツなどは19か国は縦横3対5、さらにはスイスやバチカン市国などは縦横1対1の正方形デザインという国も存在する。
北朝鮮国旗の縦横率は1対2で日の丸よりも長方形の形状が正式なものとなっている。
しかし、オリンピックなど国際大会や国際的な5つ星ホテルなどで掲揚される各国の国旗は縦横2対3で統一されていることが多く実は正確な縦横比ではなかつたりすることも少なくない。
話を戻して日本で販売されている北朝鮮国旗を見ると既製品として大量生産するためか主流ある縦横比2対3のものがほとんどだ。中には縦横比1対2で作られているこだわりの北朝鮮国旗もあるが非常に高額となっている。
これから北朝鮮国旗購入を検討している人はより正式比率でのデザインにこだわって探して本格派を目指してはどうだろうか。