釜山の置屋ではアガシと一晩中デートができる

釜山の置屋ではアガシと一晩中デートができる

人口約350万人の韓国第2の都市・釜山

 韓国第2の都市、釜山。日本にほど近い港町であり、福岡からは直行のフェリーも出ているほどだ。この港湾都市にも、首都ソウル同様にちょんの間街がある。「ワノルドン(玩月洞、日本の名では“緑町”)」と呼ばれるエリアに、複数の女性を同時に眺めながら遊び相手を選べる置屋が密集しているのだ。

 「アガシ(韓国語で“お嬢さん”)」たちはドレスアップしており、ガラス窓の向こう側にズラリと並ぶ姿は華やか極まりない。「金魚鉢」とも呼ばれるこの置屋で指名したアガシと、そのまま室内で遊ぶことも可能だが、ここが面白いのは連れ出しができること。しかもオールナイトでプレイを楽しめるのである。連れ出し料金は30万ウォン(日本円で約3万円)ほど。とりあえず一度置屋の部屋でアガシに挨拶してから、屋外へ連れ出して恋人気分を満喫するのが通の遊び方だ。

  • ワルノドンのガラス窓

屋外で過ごす嬢との一時は普段とは違った楽しさあり

屋外で過ごす嬢との一時は普段とは違った楽しさあり

屋外デートが楽しめる

屋外で過ごす嬢との一時は普段とは違った楽しさあり

 ワノルドンのアガシたちは、普段は置屋の中で暮している。日頃はずっと建物の中にいるので、連れ出しをすると大喜びする。言葉にならないほどの開放感に満たされるのだろう。

 タクシーで「ナンポドン(南浦洞)」と呼ばれる釜山の繁華街まで進み、まずは飲食店で会食する。2人でよく冷えたビールを飲みながら、「サムギョプサル」という豚バラ焼肉をいただく。アガシが「サンチュ」という葉に焼きたての肉をくるんで、こちらの口の中まで手で運んでくれる。気分は完全に恋人同士である。記念撮影をしていると、旅気分もふくらんできて、楽しいったらない。

 「テンジャンチゲ(味噌鍋)」を食してから、夜の市場に出て、散歩したり、屋台でおでんを食べたりする。その夜はホテルの部屋でサービスを楽しみ、アガシは一夜妻となるのだ。

  • 開放感からか笑顔が弾ける

日本国内でも韓国系の デリヘルでオールナイト可能

日本国内でも韓国系の デリヘルでオールナイト可能

味噌汁文化の日本人には食べやすいテンジャンチゲ

日本国内でも韓国系の デリヘルでオールナイト可能

 恋人気分は翌朝まで続く。ホテルを出ると、近くのサウナ(健康ランド)で大浴場に浸かりスッキリ爽快に。その後に2人で朝食を食べにいく。「サンゲタン(参鶏湯)」を食べたのだが、アガシが朝からビールを飲むのには驚いた。そして、置屋までアガシを送り届けて終了となる。体験してみると、こんなに楽しいものはない。嬢と気が合えば、最高のプレイと言ってもいいだろう。

 オールナイトでの遊びは、韓国の釜山だけでなく、台湾の台北や、タイのパタヤなどでも体験できる。台北では夜の市場でのデートが定番。パタヤではラン島という近くの小島へ遊びにいくのが王道である。日本国内でも鶯谷の韓国デリヘルで泊まりで遊ぶことができる。料金は一晩(10時間)で7万円以上と跳ね上がるが、アジアでの時間を贅沢に使ったゆったりとした遊び方に慣れている人にはピッタリだろう。

  • 朝食はサムゲタンと韓国ビール

  • 観光地としても人気の港町釜山

  • 非日常的な旅体験ができる

  • 日本でもお馴染みのサムギョプサル

  • 釜山広域市の街並み

  • 韓国人から本場の食べ方も学べて楽しめる

  • チャガルチ市場 出典 Doo Ho Kim via Wikimedia Commons

  • 通りから覗けるワルノドン

  • 釜山の屋台巡りも楽しい

取材・文 イコマ師匠
1973年愛知県安城市生まれ。『俺の旅』シリーズ編集長。徹底した現場取材をモットーとし、全国の歓楽街を完全踏破。足掛け15年間出版社に勤務した後、『俺の旅』の商標権を持って独立。現在はフリーの編集記者として活動中。書店売りのムック本、さまざまな雑誌やウェブサイトの中の記事、自らのツイッターなどで『俺の旅』を継続している。
@ikomashisyo

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