ロシアや韓国で悪質なイタズラ動画
ロシアや韓国で悪質なイタズラ動画
爆発的に感染が拡大する感染症や病気のときには、多くの人たちは混乱しデマやフェイク情報を信じ込んで正しくない行動を取ることは歴史で度々繰り返されている。
新型コロナウイルスに大きな社会的な関心が集まり、ヤフーニュースを見ると上位10件中、半分以上が新型肺炎に関係するニュースや記事が占めていることからも関心が高さが分かる。
このような状態になると、新型コロナウイルスをイタズラを通り越した詐欺や犯罪まがいに悪用する人間も出てくることも歴史の常と言える。
ロシアでは、電車内で突然、倒れて周りの乗客たちが心配して起き上がらせいようとしているところで手足を激しく痙攣させて仲間である動画撮影者が「コロナウイルスだ」と叫び周辺の人たちが逃げ出すという悪質な動画が問題となった。動画撮影者は、すでに逮捕されている。
また、韓国でもユーチューバーが、地下鉄車内で咳き込み、「僕はは武漢から来ました。新型コロナウイルスに感染しています」叫び周辺の人たちを驚かせる動画を投稿し、さらに警察から注意を受けたことを自慢げに再投稿し炎上させたと韓国「JTBC」が報じている。
Russian man who faked coronavirus seizure arrested
コロナウイルス感染者と主張し自己隔離生活をツイート。募金もSNS上で募る
さらに日本でも新型コロナウイルスを悪用したイタズラ、迷惑行為とも取れるツイートが見られる。
中国広州へ駐在していたという日本人男性が社命で帰国。自分は新型コロナウイルスに感染していると空港で訴えるも発熱もなく、ウイルス検査も受けさせてもらえなかったと不満を訴え、日本国内の病院で症状を訴えるもただの風邪と診断されたと、日本政府の新型コロナウイルス感染防止対策を批判し、自主隔離と称して隔離生活をしていることをツイートで報告している。
ツイートには、多いときには数百を超えるリツート(RT)があり、自主隔離に費用がかかるのでと「ツイッター」上で募金を募っている。
このアカウントは、中国滞在者の中で話題となっており、
「広州の日本人社会は狭いのですぐに誰か特定できる」
「単に会社をさぼりたいだけでは?」
「指定感染症と認められてホテル代や病院代などをタダにしたいんでしょ」
「恥ずかしいな…」
「会社が彼を首にしたら不当解雇だとまた炎上させそう」
「中国にいる日本人駐在員が誤解される」
などのおおむね批判的な声が挙がっている。
もしかすると本人は本気なのかもしれない。しかし、見ている方も面白半分でRTしたりコメントをすることで注目されることが該当者の思うつぼなのかもしれない。
類似の笑えないイタズラ、炎上動画で稼がせないための対策を
事実、該当者は、マスコミ各社へ連絡して取材を受けたことをツイートしている(取材協力費はもらっていないと主張)。そのため、新型コロナウイルスを悪用して有名人になろうとしているとも見えなくもない。
問題は、嘘でもフェイク情報でも何でもいいのでPV数を稼ぐ=高報酬となる炎上商法が成立するシステムにあるのではないだろうか。
「グーグル」もツイッターも迅速に解析して問題があると判断したら即停止させて、相応のペナルティを与えるようにしないと抑止力に乏しく、類似者は今後も世界中でタケノコのように現れてくるのではないだろうか。
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韓国で問題になっている炎上ユーチューバー動画。