学歴差別が深刻な現代中国
中国SNSに「制服姿の北朝鮮女性はどれだけ美しいか?」という投稿があり関心を集めている。
以下、意訳で紹介するが、一部表現を控えめにさせてもらった。
この投稿で、投稿者である中国人が驚いているのは、飲食店従業員についてのようだ。
日本でも、中国には民族差別があることは知られているが、民族差別よりも学歴差別のほうが、はるかに深刻で根深いと指摘する人は多い。
「中国全土隅々まで共通とまでは断言できませんが、その都市で高級とされる地元料理の名店で食事会をした時の話です。普段、職場では、思いやりがあって優しいとされる中国人女性が、配膳やサービスにまごつく飲食店スタッフに対して『あの子は中卒だから』とバッサリと切り捨てた場面に遭遇したことがあります。高卒以下は、人間扱いされていない中国社会のリアルを垣間見た強烈な体験でした」(中国各地で15年以上の駐在経験を持ち2019年に帰国した日本人男性)
このあたりにも注目してもらいたい。
独自の「らしさ」がある北朝鮮の外国人向けレストラン
北朝鮮という国には、皆それぞれ異なる意見を持っている。北朝鮮の一般人の生活についても人によって様々な意見、考えがあると思う。
しかし、北朝鮮を旅する観光客にとっては、北朝鮮の現地の人の生活水準がどうであろうとあまり関係はない。北朝鮮旅行をする旅行者の滞在環境は、おおむね快適なのだ。
北朝鮮を旅行した時に、私たちをもてなしくれたレストランは、外国人向けの特別なレストランだった。これらの特別なレストランには、外国人観光客しか来店しない。
もちろん、レストランの料理がおいしいのは言うまでもないが、何よりも女性ウェイトレスが花のように美しい。
北朝鮮の高級レストランには、独自の「らしさ」がある。現地の料理を楽しんだり、美しい女性たちの歌や踊りを鑑賞することができるからだ。
このような特別なレストランでは、制服を身にまとった若い美女たちが、来店客について食事の世話をしてくれる。食事が盛り上がってくると、来店者と一緒に踊ったりもする。
厳選された美女ウェイトレスたちは、厳しいマナー教育を受けている。
彼女たちの身長は、北朝鮮人女性の平均身長よりかなり高く見え、すらっとした長身だ。
また、見た目も非常に繊細で、まさにレストランに添える花のような存在と言える。
彼女たちは、外国人観光客を非常に歓迎してくれるし、簡単な中国語や英語を話せる人もいる。制服姿の北朝鮮の女性たちは美しいだけでなく、年齢も若く、みな20代前半に見える。
外国人と接する機会があるウェイトレスは憧れの高給取り
私たち中国人にとって、レストランの従業員は決して憧れる仕事ではない。むしろ、低学歴の田舎出身者の卑しい仕事くらいの悪いイメージを持っている人が一般的だろう。
しかし、北朝鮮では、外国に関係するレストランでウェイトレスとして働くことは、羨望の的となる職業である。
北朝鮮で外国関連の飲食店で働くことは、給料が高いだけでなく、外国人観光客と接する機会もあるからだ。
北朝鮮は外国人観光客と接することができる仕事はどれも高給である。
たとえば、ツアーガイドや外国人が宿泊できるホテルのスタッフ、一部の観光地での説明担当者などいずれも高給取りとされる。
北朝鮮の若いウェイトレスたちは、熱意があるだけではなく、優れたビジネスマインドも持ち合わせている。外国人観光客に合わせて談笑したり、一緒に踊ったりもする。
また、ステージショーなどを披露している時に、来店者が売店で購入した花束をもらうこともある。一般的に花束の価格は40、50元(約760~950円)くらいだ。
この金額は、中国人観光客にとっては大した額ではないが、北朝鮮の人々にとっては大きな金額である。