連帯責任を心配?
なぜ北朝鮮美女は写真を拒否するのか? 驚きの反応と撮影を断る理由の続き。
「なぜ、北朝鮮の美女は写真を撮られるのが嫌いなのか?」の理由について、ツアーガイドの回答は、「こっそり撮られるのを嫌がるから」だった。
ちょっと何言っているのかわからない…。
これは半分冗談で、本当の理由は、私たちのような外国人と接する北朝鮮人の多くは、外国関連の部署に所属している。
彼女たちの写真は、国家のイメージに直結するため、「写真を撮影されたことで、自分たちの部署なども連帯責任を負わされることを心配しているから」が本当の理由だと思う。
もし、写真撮影を許可するとしたら、外国人観光客は良い場所、良いタイミング、良い服装の時に写真を撮らないと国のイメージダウンとなり、自分たちも罰せられることを怖がっているのだろう。
“違法撮影”を理由にスパイ容疑をかける中国
この投稿を読むと、さも中国が自由に写真撮影できるように思えてくるが、中国は別の意味で写真撮影が厳しい。
日本人がまったく予期せぬ場所が軍用地や国家機密だと主張されて(注意を促す看板や案内はある)注意や罰金どころか一発スパイ容疑で拘束である。
いつでも“違法撮影”を理由に拘束し、政治利用できるのが今の中国の現状となっている。
外国人と会話できる北朝鮮人は限定
北朝鮮を訪問する観光客は、北朝鮮独自の撮影ルールに従う必要がある。同様に接する北朝鮮人の側にも撮影させるルールがあるとされる。
外国人と話すことを許可されているのは、外国人が滞在するホテルや訪問が許可されているレストラン、観光地など一部の関係者のみで、一般の北朝鮮人たちは、外国人と会話しないように指導されていると言われる。
写真撮影についても同様で、撮影しても良いと許可された人や場所以外での撮影は許可されていないので、撮影されてしまうと処罰の対象となり得る。だから、必死に拒否するわけだ。
盗撮された場合は、気づかないうちに勝手に撮られたと申し開きすれば、まだ筋が通りそうだ。
しかし、カメラを向けられたことがわかった状況で拒否しなければ、責任を問われることになる。
中国人女性にない魅力を北朝鮮人女性に感じる?
一般的な中国人女性は、日本人よりも自己愛が強いとされ、写真を撮られるのが大好きだという。
コスプレイヤーが撮影会で女優のようにフラッシュを浴びるような感じで喜んでポージングして撮影に応じる中国人女性は少なくない。
中国人男性からすると、現代中国人女性は、露出好きな写真狂くらいに映っているのかもしれない。
北朝鮮人女性は、中国人女性と比較するとシャイで奥ゆかしい感じがする。そこに中国人女性にはない魅力を感じているのではないか。そんな印象を今回の投稿から読み取ることができる。
もっとも中国は超監視社会。世界1監視カメラに囲まれた国なので、中国人自体が撮られ慣れているのかもしれないが…。