PCR検査の4割が陽性

PCR検査の4割が陽性

新学期に大統領選挙と感染拡大リスクを抱える韓国

 韓国政府が2日午前に発表した1日の新型コロナウイルスの新規陽性者数は21万9241人。前日から8万人以上増加し、過去最多となった。

 韓国では、1日から一部の感染対策を緩和している。再びウィズコロナへの転換と言えそうだ。

 しかし、韓国・中央防疫対策本部がピークと予測した今月中旬の最大新規陽性者数33万人を超えるペースで増加しているとの指摘が出ている。

 1日の重症者は762人、死者96人となる。

 韓国では日本より1か月早く2日から新学期が始まる。そのため、特に小学校などの児童からの家庭内感染が懸念されている。

 韓国は、1日から陽性者と同居する家族の隔離義務や飲食店などへの入店時に提示を求めていた「防疫パス」の運用が撤廃されている。

 感染拡大の目安の1つとされる実効再生産数は1.4(2月28日)。1月31日の1.81をピークに緩やかに減少傾向にあり、1月23日水準に戻ったことになる(いずれも米ジョンズ・ホプキンス大学)。

 ソウル市内の各地PCR検査場は、検査を受ける長蛇の列が確認できる。
 
 朝日新聞によると、現在、PCR検査を受けた4割が陽性になっているという。PCR検査を実施すればするほど、新規陽性者が増える状態となっている。

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